■フードバンク

チャベスさんは、以前は民主党に投票していたが、ジョー・バイデン前大統領の「移民政策と経済政策の拙さ」を理由に共和党にくら替えし、2024年大統領選ではトランプ氏に投票したと語った。

チャベスさんは石油元売り大手が現在の状況を利用してガソリン価格を人為的につり上げていると批判し、カリフォルニア州の厳しい環境規制が広大な同州のドライバーの負担増につながっていると主張した。

チャベスさんは、トランプ氏に失望していることを認めつつも、完璧な人間などいないとして、「まだトランプ氏の方が(バイデン氏よりも)少しましだ」と述べた。

同じくコストコで給油の列に並んでいた年金生活者のフローさん(73、女性)は、ガソリン価格高騰の原因について、もはや何を信じればいいのか、誰を信じればいいのかさえ分からないと語った。

フローさんにも分かっているのは、燃料費の高騰で自身の生活が著しく苦しくなっているということだった。

「ガソリン価格がこんなに高いと、以前にも増して(食料を無料で配る)フードバンクを利用するようになる」「(ガソリン節約のため)運転も控えるようになった」と語った。

年金とパートの収入を合わせても、フローさんの月収は約3000ドル(約47万円)。その約半分は家賃に消えてしまう。

フローさんはため息をつきながら、「もともと生活は苦しかったのに」「今はもっと大変になった」と嘆いた。(c)AFP