【11月17日 AFP】男子テニス、ATPワールドツアー・ファイナル(ATP World Tour Finals 2014)は16日、英ロンドン(London)のO2アリーナ(O2 Arena)で決勝が予定されていたが、大会第2シードのロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)が腰の痛みを訴え棄権を申し出たため、第1シードのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)の優勝が決まった。

 33歳のフェデラーは、前日の準決勝でスタン・ワウリンカ(Stan Wawrinka、スイス)とフルセットを戦っており、ここで腰を痛めた。

 ATPファイナルで6度の優勝を誇るフェデラーは、コート上で「残念ながら、今夜の試合を戦えるコンディションではありません」と発表した。

「もちろん、こんな終わり方は望んでいませんでした。ATPファイナルのために一年間準備をしてきたので、こういう終わり方はしたくなかった」

「トラックスーツでこの場に立っていることをお詫びします。こんなはずではなかったのですが」

「昨晩から今日にかけて、鎮痛剤を服用したり、休みを取ったりと、最後までできることはすべてしました。しかし、この状態でノバクとは戦えません」

「このレベルの決勝で、僕の年齢を考えると、リスクが高すぎます。ご理解いただけることを願っています」