【2月26日 AFP】25日に行われた23-24イングランド・プレミアリーグ第26節のウォルバーハンプトン・ワンダラーズ(Wolverhampton Wanderers)対シェフィールド・ユナイテッド(Sheffield United)戦で、ブレーズ(The Blades、シェフィールド・ユナイテッドの愛称)の選手同士が小競り合いを起こす一幕があった。

 問題の場面は、ウルブス(Wolves、ウォルバーハンプトンの愛称)がパブロ・サラビア(Pablo Sarabia)のヘディングシュートで先制した後に発生し、シェフィールド・ユナイテッドのビニシウス・ソウザ(Vinicius Souza)とジャック・ロビンソン(Jack Robinson)がお互いを突き飛ばした。

 2005年には、ニューカッスル・ユナイテッド(Newcastle United)のリー・ボウヤー(Lee Bowyer)とキーロン・ダイアー(Kieron Dyer)が同じような小競り合いを起こして両者退場になっており、この日も二人はプレー続行を許可される前にビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)での確認を要した。

 それでもシェフィールド・ユナイテッドのクリス・ワイルダー(Chris Wilder)監督は、チームの士気に及ぼす影響は大きくないとし、「こういうことは国内のどのクラブでも、年に3、4回は起こっている」とコメント。「裏ではどのレベルでも起こっている。マンチェスター・シティ(Manchester City)でも、フットボールリーグ2の最下位クラブでもだ」と話した。

「見たいものではないが、実際には起こっている。VARが見つけ出したが、私としてはさっさと終わりにしたい話だ」

「二人でハーフタイムに彼らの責任について話をしていた。話をして、どちらも問題ないし落ち着いている」

 チームは後半、適切な戦いぶりで相手を追い詰め、終盤には同点ゴールまであと少しに迫ったが、ジェームズ・マカティー(James McAtee)のゴール前を横切る危険なパスに、オーストン・トラスティ(Auston Trusty)の足はわずかに届かなかった。

 そのまま0-1で敗れたシェフィールド・ユナイテッドは、26節を終えて19敗目。残留圏内と勝ち点8差の最下位から抜け出せず、1年での2部降格が近づいている。(c)AFP