【12月1日 AFP】アジア・サッカー連盟(AFC)は30日、AFCチャンピオンズリーグ(AFC Champions League 2023-24)の試合で起きた乱闘騒ぎの調査を行っていると発表した。

 騒動があったのは中国・浙江(Zhejiang)で11月29日に行われた浙江FC(Zhejiang FC、中国)対ブリーラム・ユナイテッド(Buriram United、タイ)の一戦。浙江が3-2で勝利した直後、事の発端は不明だが殴り合いが起き、ピッチは大混乱となった。

 両チームの間では殴る蹴るの応酬があり、少なくとも選手2人がピッチに倒れた。相手にヘッドロックをした選手もいたとされている。

 AFCは「選手やスタッフの身体健全を脅かす全ての暴力的行為を一切容認しない」とし、「この件について調査を行っている。ただし現在進められている処分についてはコメントしない。これはAFC規律・倫理委員会と同委員会の事務局が検討すべき事案である」と説明した。

 AFCのウィンザー・ジョン(Windsor John)事務局長は、AFPの取材で、審判とマッチコミッショナーからの報告書を待っていると述べた。

 騒動の翌日にはブリーラム・ユナイテッドが公式インスタグラムで、チームの選手1人がピッチにうずくまっている動画に「これがAFCチャンピオンズリーグ? ここはサッカー場か戦場か」というキャプションを添えて投稿。また、観客席から地元ファンが物を投げる写真も上げた。

 中国サッカー協会(CFA)も暴力を「強く」非難すると表明し、AFCに協力して「規則に従って対処」すると約束した。(c)AFP