【11月10日 東方新報】「ニーハオ!中国、国家観光イメージロゴ発表会兼ジャイアントパンダ『シャンシャン(香香、Xiangxiang)』友達団のシャンシャン再会の旅の壮行会」が11月6日、東京中国文化センター(China Culture Center Tokyo)で、中国駐東京観光事務所、東京中国文化センター、四川航空(Sichuan Airlines)の共同主催で開催された。

 中国駐東京観光事務所の欧陽安(Ou Yangan)主任、四川航空東京支店魯珂(Lu Ke)支店長、日本の著名なパンダ撮影の写真家高氏貴博(Takahiro Takauji)氏、並びに日本の写真家、翻訳者、編集者、インフルエンサーで結成された「シャンシャン友達団のシャンシャン再会の旅」のメンバーや抽選で選ばれたシャンシャンのファンなど合計100人近くが参加した。

 イベントが始まり、観光イメージプロモーションビデオ「超乎想象的中国(想像を超える中国)」の美しく壮大な映像が流れる中、参加者たちは新しい中国国家観光イメージロゴ「ニーハオ!中国」の発表を見守った。無邪気でかわいいパンダのアニメと、漢字を刻んだ古風な印章とカラフルなアルファベットがじょうずに組み合わされた、明るくあか抜けた、非常に親しみやすいロゴデザインは、一瞬で会場の注目を集め、出席者たちから高い評価を受けた。

 主催者側を代表して欧主任は「ジャイアントパンダは中日友好の使者です。今年2月に中国に帰ったスーパースター・シャンシャンは、日本の皆さまからずっと愛されてきました。日本のファンのシャンシャンへの熱い思いに感謝するため、私たち主催者側は共同でこのシャンシャン再会の旅を手配しました。またこの機会に、さらに多くの日本の皆さまが魅力あふれる中国へお出でいただけることを希望します」と祝辞を述べた。

 2011年からほぼ毎日ジャイアントパンダを撮影し続けている高氏貴博氏は「今回シャンシャン再会の旅に参加できて、感激と期待でいっぱいです。日本のファンが熱い思いを寄せる『プリンセスシャンシャン』の今の様子をできる限りたくさん撮影して、中国の人びとの友好と熱情を日本の人びととシャンシャンファンの皆さんにお伝えしたいと思っています」とあいさつした。

 今回の会が発表されてから、中国駐東京観光事務所と高氏氏のところには、シャンシャンファンからそれぞれ多くの手紙や絵画作品、絵はがき等の祝福のカードやプレゼントが届いた。日本のファンたちの深い愛情がこもったこれらの品々は7日、再会旅行団とともに四川省(Sichuan)雅安市(Ya’an)に向かい、千里を越えた日本の「ファミリー」からの親しみのこもったあいさつと深い祝福の気持ちがシャンシャンに届けられた。

 当日会場では、主催者側がユーチューブ(YouTube)を通じたライブ配信を行い、会場に来られなかった多くのファンはオンラインで会場の様子を見ることができた。

 今年はちょうど「中日平和友好条約締結45周年」に当たり、今回のイベントは中国の観光イメージロゴの宣伝となっただけでなく、中日両国の民衆が心を通い合わせ、人びとが相互に往来するのを促進する積極的な役割を果たすものとなった。(c)東方新報/AFPBB News