【12月4日 東方新報】中国国際放送局(CRI)によると、中国政府はこのほど、自由貿易試験区の改革とイノベーションを深化させる53件の措置を発表した。これらの措置は、投資環境の健全化を促し、貿易の利便化を一段と引き上げるなど、自由貿易試験区のモデル効果拡大につながるとみられている。

 これについて、商務部外国投資管理局の唐文弘(Tang Wenhong)局長は記者会見で、「市場参入のハードルを効果的に下げ、地方政府に権限を委託し、行政の簡素化や規制緩和をさらに進めるものだ」と話した。

 また、中国人民銀行(People's Bank of China)研究局の徐忠(Xu Zhong)局長は、「新たな措置のうち12項目が金融関連のもので、貿易の利便化を促し、自由貿易試験区の改革へ金融面で支援し、確実に実体経済に役立つだろう」と述べている。

 さらに、中国税関総署自由貿易区と特別区域発展局の代表を務める陳振冲(Chen Zhenchong)氏は、「税関に関するものが9項目あり、貿易の利便化がさらに進むことになる」と述べている。(c)東方新報/AFPBB News