【1月19日 AFP】全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2016)は19日、女子シングルス1回戦が行われ、大会第8シードのヴィーナス・ウィリアムス(Venus Williams、米国)が4-6、2-6で大会初出場のジョアンナ・コンタ(Johanna Konta、英国)に敗れた。

 今大会の女子シングルスで最年長となる35歳のヴィーナスは、昨シーズン終盤から好調を維持しており、1998年に初出場を果たした今季最初の四大大会(グランドスラム)でも大活躍が期待されていたが、通算69回目のメジャー大会は初戦敗退に終わった。

 世界ランクでトップ10に返り咲いていたヴィーナスに対して、コンタは1時間19分で試合を制し、ロッド・レーバー・アリーナ(Rod Laver Arena)でキャリア最大の勝利の一つを手にした。

 グランドスラム通算7勝を記録し、昨シーズンはオークランド・クラシック(Auckland Classic 2015)と武漢オープン(Wuhan Open 2015)に続き、初開催となったWTAエリート・トロフィー(Huajin Securities WTA Elite Trophy Zhuhai 2015)も制しているヴィーナスは、この日はまったく本来の調子が発揮できなかった。

 昨年大会ではベスト8入りを果たしているヴィーナスが第1セットで2度ブレークを許す一方で、24歳のコンタは高い気温の中、米国のベテランを上回るフットワークをみせた。

 第2セットに入っても、左太ももにテーピングを施していたヴィーナスは精細を欠き、サーブに手こずってコンタのみなぎる自信に打撃を与えるショットも打てなかった。

 オーストラリアのシドニー(Sydney)出身で2012年に英国市民権を取得したばかりのコンタは、このセットで5-0とリードを奪うと、1ブレークを許してさらに続くゲームをキープされたものの、最後は勝利で試合を締めくくった。(c)AFP