【5月17日 AFP】北朝鮮の国営朝鮮中央通信(KCNA)は17日、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong Un)朝鮮労働党総書記の妹の金与正(Kim Yo Jong)朝鮮労働党副部長が、北朝鮮がロシアに兵器を輸出しているとの疑惑について否定したことを伝えた。

 KCNAによると与正氏は17日、「どの国へも」兵器を輸出する意思は北朝鮮政府にはないとしており、また「(北朝鮮で)製造する兵器が『ロシアへの輸出用』だとする虚偽のうわさで人々をミスリードしている」と米韓両政府を非難した。

 与正氏はさらに、「われわれにとっての最優先事項は、何かを『宣伝』したり『輸出』したりすることではない。自軍の臨戦態勢と戦争抑止力を、質、量共に完璧に整えることだ」とも述べた。

 韓国は3月、北朝鮮が昨年7月以降にコンテナ7000個分の兵器をロシアに送っていると主張した。(c)AFP