【7月19日 AFP】男子ゴルフ米国ツアーメジャー第3戦、第144回全英オープン(The 144th Open Championship)は18日、セントアンドルーズ(St Andrews)のオールドコース(The Old Course)で3日目が行われ、大会史上最悪の強風による中断の中、36ホールを終えてダスティン・ジョンソン(Dustin Johnson、米国)が通算10アンダーで首位に立った。

 10時間28分の中断を受けて主催者側は、1860年の初開催以降わずか2度目となる最終ラウンドの月曜日開催を余儀なくされた。

 ジョンソンら39選手は現地時間午前7時(日本時間午後3時)からプレーしたものの、突風によりボールが動いてしまうためわずか30分でコースを後にした。

 最終的に選手たちにプレー再開の許可が出たのは同午後6時(同翌19日午前2時)となり、ジョンソンは16番と17番でパーとすると、18番でバーディーを奪って単独首位に立った。

 単独2位には1打差で、17日にすでに第2ラウンドを終えているダニー・ウィレット(Danny Willett、イングランド)がつけている。

 1999年大会を制覇している地元スコットランドのポール・ローリー(Paul Lawrie)は、70でホールアウトして通算8アンダーの単独3位につけ、一日中忍耐強く待ち続けた地元ファンに報いた。

 通算7アンダーの4位タイには、すでにラウンドを終えていたザック・ジョンソン(Zach Johnson、米国)、アダム・スコット(Adam Scott、オーストラリア)、ロバート・ストレブ(Robert Streb、米国)、マーク・ウォーレン(Marc Warren、スコットランド)に加え、この日ラウンドを終えたジェイソン・デイ(Jason Day、オーストラリア)とルイ・ウーストハイゼン(Louis Oosthuizen、南アフリカ)が続いている。

 1953年にベン・ホーガン(Ben Hogan)氏が成し遂げて以来となる、第79回マスターズ・トーナメント(The Masters Tournament 2015)と第115回全米オープン選手権(2015 US Open Championship)に続くメジャー3連勝を目指すジョーダン・スピース(Jordan Spieth、米国)は、通算5アンダーで14位タイとなっている。

 ジョンソン、スピースとラウンドした松山英樹(Hideki Matsuyama)はスコアを6ストローク伸ばし、通算6アンダーで10位タイとなっている。

 一方、タイガー・ウッズ(Tiger Woods、米国)、バッバ・ワトソン(Bubba Watson、米国)、イアン・ポールター(Ian Poulter、英国)らの予選落ちが決まっている。

 2日目も午前中雨天に見舞われ中断したため、大会を主催するロイヤル・アンド・エンシェント・ゴルフ・クラブ(R&A)は、第3ラウンドを19日に、最終ラウンドを20日の月曜日に行うことを決定した。過去143回行われている大会で月曜日に最終日が行われたのは、1988年大会のみとなっている。(c)AFP