「今後3年間でクラブに強固な基盤を敷くことを目指している。エルナネスとビディッチを獲得したが、両者はリーダー格の選手だ。来季に向けて、更に戦力を補強しなくてはならない」

「クラブをより安定したものにして、選手の平均年齢を26歳半にしたいと思っている」

 トヒル会長は以前にも、インテルのユースに所属する選手から若い才能を見いだしたいという希望を述べていた。

 しかし、イタリアのガゼッタ・デロ・スポルト(Gazzetta dello Sport)紙は、インテルのスポーツディレクターを務めるピエロ・アウシリオ(Piero Ausilio)氏がアーセナル(Arsenal)の右サイドバック、バカリー・サニャ(Bacary Sagna)とチェルシー(Chelsea)のMFジョン・オビ・ミケル(John Obi Mikel)の獲得に前向きだと報じている。

 また、ベテランのストライカーで34歳のディエゴ・ミリート(Diego Milito)は放出され、前線でロドリゴ・パラシオ(Rodrigo Palacio)とマウロ・イカルディ(Mauro Emanuel Icardi)のアルゼンチン勢を補強する選手の獲得に乗り出すつもりだという。

 35歳のワルテル・サムエル(Walter Samuel)も放出がうわさされており、ワルテル・マッツァーリ(Walter Mazzarri)監督の信頼を失ったアンドレア・ラノッキア(Andrea Ranocchia)も退団はほぼ確実とみられている。(c)AFP