【2月3日 AFP】13-14イタリア・セリエAは2日、第22節の試合が行われ、ユベントス(Juventus)は3-1でインテル(Inter Milan)に勝利した。

 ユベントスがインテルとの「イタリアダービー」の快勝を誇示する権利を手にするとともに、リーグ優勝をさらに手元へ引き寄せた。

 インテルはシーズン前半に行われた本拠地でのダービーで、アントニオ・コンテ(Antonio Conte)監督率いるユベントスと1-1で引き分けており、今回の敵地での試合も、少なくとも同じ結果を得たいと考えて試合に臨んだ。

 しかし、リーグ戦ここ5試合で16得点を挙げているユベントスはエンジン全開で試合に入り、いくつかの得点機を作ると、アンドレア・ピルロ(Andrea Pirlo)の浮き球のパスからシュテファン・リヒトシュタイナー(Stephan Lichsteiner)がダイビングヘッドを決め、前半15分で先制した。

 ユベントスはその後も前への圧力を強めたが、インテルはGKサミル・ハンダノビッチ(Samir Handanovic)のセービングに救われ、何とかそれ以上の失点を許さずにハーフタイムに入った。

 しかし、迎えた後半開始わずか2分、ユベントスはCKの流れからジョルジョ・キエッリーニ(Giorgio Chiellini)が得点を決めてリードを2点に広げると、同10分にはアルトゥーロ・ビダル(Arturo Vidal)がポール・ポグバ(Paul Pogba)のシュートのこぼれ球を抜け目なく押し込み、3-0とした。

 インテルも試合終盤にかろうじて反撃に転じ、同26分にロランド(Rolando Jorge Pires da Fonseca)がGKマルコ・ストラーリ(Marco Storari)の守るユベントスゴールを破ったが、ごく平凡な内容しか見せられなかったワルテル・マッツァーリ(Walter Mazzarri)監督のインテルにとっては、ほんの気休めにしかならなかった。

 ユベントスはリーグ戦19勝目を挙げ、早い時間帯に始まった2位ASローマ(AS Roma)とパルマ(Parma FC)の試合が雨のため延期になった状況ながら、ローマに勝ち点9差をつけている。

 また、3位ナポリ(SSC Napoli)は敵地でアタランタ(Atalanta)に0-3と大敗し、勝ち点差は15と大きく離れた。フィオレンティーナ(Fiorentina)がナポリと同3差の4位につけている。(c)AFP/Justin Davis