【3月7日 AFP】イタリア・セリエA、インテル(Inter Milan)のエリック・トヒル(Erick Thohir)会長は6日、イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)で主将を務めるネマニャ・ビディッチ(Nemanja Vidic)の獲得を喜んだものの、今夏の移籍期間で古株を手放し、クラブの再建を続けることを示唆した。

 イタリアのメディアによれば、セルビア代表DFのビディッチはインテルと2017年6月までの3年契約を結び、年俸280万ユーロ(約4億円)とボーナスを確約されているという。

 ビディッチのインテル加入は来季からになるが、インテルのチーム再建は1月のブラジル代表MF、エルナネス(Anderson Hernanes)獲得から始まっている。

 クラブのオーナーも務めるトヒル会長は、欧州チャンピオンズリーグ2009-10(UEFA Champions League 2009-10)の覇者インテルを本国でも国外でも勝てるチームに戻すための長期的な計画の中で、ビディッチとエルナネスは中心的な役割を担うことになるという。

 また、9日のトリノ(Torino FC)戦を観戦するためにミラノ(Milan)に降り立ったインドネシア人実業家のトヒル会長は、チームの古株を手放すことをほのめかした。