13人制ラグビーのバロウ元選手が41歳で死去、運動ニューロン疾患で闘病
発信地:ロンドン/英国
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【6月3日 AFP】13人制ラグビーのイングランド代表として活躍したロブ・バロウ(Rob Burrow)氏が、長きにわたる運動ニューロン疾患(MND)闘病の末、41歳で死去した。
バロウ氏はリーズ・ライノス(Leeds Rhinos)で過ごしたキャリアで、英スーパーリーグ8回、ワールドクラブチャレンジ(World Club Challenge)3回、チャレンジカップ(Challenge Cup)2回の優勝を記録。2001年から2017年にかけて400試合以上に出場し、2017年に現役を引退した。
引退から2年後には運動ニューロン疾患を明かし、元チームメートのケビン・シンフィールド(Kevin Sinfield)氏とともに寄付を集め、同じ病に苦しむ人たちのために新しい治療センターを造る手助けをしていた。
2021年までには手と腕が動かなくなり、脚も弱って車いす生活を始めた。それでも患者のための資金集めは続け、昨年5月にはロブ・バロウ・リーズマラソン(Rob Burrow Leeds Marathon)の第1回大会に姿を見せると、車いすを押して42.195キロを進んだシンフィールド氏とともにフィニッシュラインを切った。
こうした活動が評価され、新年の叙勲で2021年には大英勲章第5位のメンバー章(MBE)を、今年には第3位のコマンダー章(CBE)を授与された。(c)AFP