【1月28日 AFP】全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2022)は27日、男子ダブルス準決勝が行われ、ワイルドカード(主催者推薦)で地元オーストラリアのタナシ・コキナキス(Thanasi Kokkinakis)/ニック・キリオス(Nick Kyrgios)組は大会第3シードのマルセル・グラノリェルス(Marcel Granollers、スペイン)/オラシオ・セバジョス(Horacio Zeballos、アルゼンチン)組を7-6(7-4)、6-4で下し、決勝に進出した。

 コキナキス/キリオス組は決勝で、同じくオーストラリアペアのマシュー・エブデン(Matthew Ebden)/マックス・パーセル(Max Purcell)組と対戦する。全豪オープンの男子ダブルス決勝がオーストラリア勢対決となるのは42年ぶり。

 その一方でキリオスは、この試合で再び持ち前の激しい気性を見せる一幕もあった。

 キリオスは第2セット4-2で迎えた場面でネットインの判定システムに不満を募らせ、怒りが沸点に達すると、ファーストサーブとセカンドサーブの間には叫び声を上げた観客にクレームをつけた。結局このサービスゲームを落とすと、ラケットを破壊。客席の一部に向かって中指を立てた。

 今大会の序盤にも、他の選手と同調して観客への不満をあらわにしていたキリオスは、「いつになったら、この観客をコントロールするつもりだ?」と主審のジェームズ・ケタボング(James Keothavong)氏に怒り、「俺がサーブを打つ前に、このまま彼らに叫ばせておくつもりか? さっきのゲームだけで4回もあった」と訴えていた。(c)AFP