【1月22日 AFP】男子テニス、オーストラリアのニック・キリオス(Nick Kyrgios)は22日、全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2022)男子ダブルスで対戦した大会第1シードのクロアチアペアのコーチとトレーナーから、試合後にけんかを売られたと明かした。

 21日の男子ダブルス2回戦で、キリオスは同胞のタナシ・コキナキス(Thanasi Kokkinakis)とペアを組み、地元びいきの熱狂的な観客の前で世界ランキング1位のニコラ・メクティッチ(Nikola Mektic)/マテ・パビッチ(Mate Pavic)組を7-6 (10-8)、6-3で撃破した。

 キリオスによると、メクティッチとパビッチは試合中にフラストレーションを募らせていたというが、事態はコート外にまで発展した。

 キリオスはツイッター(Twitter)に、「知らせておくが、きのうのダブルスの後、対戦相手のコーチとトレーナーが選手用のジムにやって来て、戦おうと脅してきた」と投稿。これに対して、コキナキスも「どうかしてるぜ!! あいつらはUFC(総合格闘技大会)と勘違いしていた」と返信した。

 メクティッチとパビッチは、この件についてコメントを出していない。パビッチは試合後、観客は「ある程度のリスペクトを示す」べきだと話していた。

 全豪オープンのファンをめぐっては、世界2位のダニール・メドベージェフ(Daniil Medvedev、ロシア)が20日のシングルス2回戦でキリオスを倒した後、「IQ(知能指数)が低い」と批判していた。(c)AFP