【5月29日 AFP】AFPが各国当局の発表に基づき日本時間29日午前4時にまとめた統計によると、世界の新型コロナウイルスによる死者数は35万7311人に増加した。

【図解】新型コロナウイルスはどのように伝染するのか

 中国で昨年12月末に新型ウイルスが最初に発生して以降、これまでに196の国・地域で計574万7100人余りの感染が確認され、少なくとも229万6900人が回復した。

 この統計は、各地のAFP支局が各国当局から収集したデータと世界保健機関(WHO)からの情報に基づいたもので、実際の感染者はこれよりも多いとみられる。多くの国では、症状がある人や重症患者にのみ検査を実施している。

 28日午前4時以降、新たに4789人の死亡と10万7211人の新規感染が発表された。死者の増加幅が最も大きいのは米国(1278人)。次いでブラジル(1086人)、メキシコ(463人)となっている。

 最も被害が大きい米国では、これまでに10万1002人が死亡、170万9996人が感染し、少なくとも39万1508人が回復した。

 次いで被害が大きい国は英国で、死者数は3万7837人、感染者数は26万9127人。以降はイタリア(死者3万3142人、感染者23万1732人)、フランス(死者2万8662人、感染者18万6238人)、スペイン(死者2万7119人、感染者23万7906人)となっている。

 人口10万人当たりの死者数が最も多いのはベルギーの81人。次いでスペイン(58人)、英国(56人)、イタリア(55人)、フランス(44人)となっている。

 香港とマカオ(Macau)を除く中国本土で発表された死者数は4634人、感染者数は8万2995人、回復者数は7万8288人。

 地域別の死者数は、欧州が17万5760人(感染209万5811人)、米国・カナダが10万7940人(感染179万8464人)、中南米・カリブ海(Caribbean Sea)諸国が4万5457人(感染84万8218人)、アジアが1万5118人(感染49万3292人)、中東が9160人(感染37万5524人)、アフリカが3744人(感染12万7281人)、オセアニアが132人(感染8517人)となっている。

 各国の死者数・感染者数は当局による訂正やデータ公表の遅れがあるため、過去24時間での増加幅は前日の集計結果との差と一致しない場合がある。(c)AFP