【8月24日 MODE PRESS WATCH】近代建築の名匠ル・コルビュジエ(Le Corbusier)の生誕130周年を記念して、映画「ル・コルビュジエとアイリーン 追憶のヴィラ」が10月14日より公開される。記事全文へ

【8月24日 MODE PRESS WATCH】近代建築の名匠ル・コルビュジエ(Le Corbusier)の生誕130周年を記念して、映画「ル・コルビュジエとアイリーン 追憶のヴィラ」が10月14日より公開される。家具デザイナーとしても活躍した建築家アイリーン・グレイ(Eileen Gray)との愛憎劇を題材に、二人の天才建築家の惹かれながらも相克する関係を美しい映像で描く。

 監督は「マン・オン・ザ・トレイン」などのメアリー・マクガキアン(Mary McGuckian)。アイリーンを人気テレビシリーズ「ミストレス」のオーラ・ブラディ(Orla Brady)、コルビュジエを「インドシナ」のヴァンサン・ペレーズ(Vincent Perez)、グレイの恋人ダミアをアラニス・モリセット(Alanis Morissette)が演じている。

 1920年代、建築家ル・コルビュジエ(ヴァンサン・ペレーズ)は、家具デザイナーとして活躍するアイリーン・グレイ(オーラ・ブラディ)と出会う。南フランスに、コルビュジエが提唱した“近代建築の5原則”を盛り込んだ別荘「E.1027」を完成させた彼女を賞賛していたが、次第にその才能に嫉妬を覚えるようになる。それを隠しながら交流を続ける彼だったが、アイリーンが留守にしていた邸内に下品なフレスコ画を描く。彼女は激怒し、彼らの関係は断たれて「E.1027」は放置されてしまうというストーリー。実際の建築や家具などを用いながら展開する眩しい映像美からは、モダニズム華やかなりし時代の薫りを感じられる。

 コルビュジエが生涯で唯一、その才能を羨んだと言われるアイリーン。密やかな嫉妬と欲望が絡まりあう、知られざる愛憎のドラマ、公開が待ち遠しい!

■作品概要
ル・コルビュジエとアイリーン 追憶のヴィラ
2015年/ベルギー、アイルランド/108分/フランス語、英語
監督/脚本:メアリー・マクガキアン
出演:オーラ・ブラディ、ヴァンサン・ペレーズ、ドミニク・ピノン、アラニス・モリセット
音楽:ブライアン・バーン
撮影:ステファン・フォン・ビョルン
公開:10月14日

■関連情報
・ル・コルビュジエとアイリーン 追憶のヴィラ 公式HP:www.transformer.co.jp/m/lecorbusier.eileen/
(c)MODE PRESS

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