【5月24日 marie claire】ルイ・ヴィトンのアートスペース「エスパス ルイ・ヴィトン」が東京・表参道に続き、この春、大阪・御堂筋にオープンした。その柿落としとなる注目の企画展をフォーカス。

 現代アートとそれに影響を与えた20世紀の作品に特化したコレクションを所蔵する芸術機関「フォンダシオン ルイ・ヴィトン」。そのコレクションを展示するアートスペースが「エスパス ルイ・ヴィトン」だ。国内では2011年に「エスパス ルイ・ヴィトン東京」がオープンし、今年2月には、国内最大級の店舗「ルイ・ヴィトン メゾン 大阪御堂筋」の5階に、西日本初登場となる「エスパス ルイ・ヴィトン大阪」が誕生した。

 このオープンを記念し、戦後の抽象表現主義の旗手、ジョアン・ミッチェルと、1970年代初めにミニマル・アート運動を牽引した彫刻家、カール・アンドレの、2人のアメリカ人アーティストの作品を紹介する「Fragments of a landscape(ある風景の断片)」展が、7月4日(日)まで開催されている。本展は、「フォンダシオン ルイ・ヴィトン」の未公開の所蔵作品を世界各地の「エスパス ルイ・ヴィトン」で紹介する「Hors-les-murs(壁を越えて)」プログラムの一環。より多くの人々に所蔵作品に触れる機会を提供することを目的としている。

 ジョアン・ミッチェルは、1950年代に画家としての活動をスタートし、「抽象的印象派」と呼ばれた女性アーティスト。本展では、才能の絶頂期に描かれた風景画「UNTITLED」(1979年)や「CYPRESS」(1980年)を始め、新たにコレクションに加わった「MINNESOTA」(1980年)と「SOUTH」(1989年)などが壁面を飾り、炸裂する色彩が洗練された調和を織りなす。一方、カール・アンドレは、鉄やコンクリート、木材といった素材をそのまま使い、幾何学的に組み合わせた独自のスタイルで知られるミニマル・アートの巨匠。今回は、ウェスタンレッドシダー (ベイスギ) の材木を組み立てた作品「DRACO」(1979-2008年)が出品されている。会場では、一見背反する芸術潮流を持つ2人のアーティストの作品を、並べて紹介することで生まれる共通点や緊張感をゆっくりと味わってみたい。

■Exhibition data
「Fragments of a landscape(ある風景の断片)」展

会期:~2021年7月4日(日)
会場:エスパス ルイ・ヴィトン大阪
大阪府大阪市中央区心斎橋筋2-8-16 ルイ・ヴィトン メゾン 大阪御堂筋 5F
tel:0120-00-1854
URL:espacelouisvuittontokyo.com
開館時間:12:00~20:00(緊急事態宣言発令中は11:00~19:00)
休館日はルイ・ヴィトン メゾン 大阪御堂筋に準じる
入場無料・予約不要
*会場内の混雑防止のため、入場待ちの場合あり

■関連情報
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(c)marie claire/photos: Keizo Kioku / Louis Vuitton