【5月27日 marie claire】一昨年の「グランメゾン東京」、今年初めの「オー! マイ・ボス! 恋は別冊で」に続き、3回目となるTVドラマとのコラボレーションが実現しました。タイトルは「リコカツ」。現在TBSテレビ金曜夜10時に放映中です。

 離婚を模索する、価値観の異なる夫婦を通じて、男女のあり方を考えるのがドラマのテーマです。

 日本の離婚率は、現在欧米並みに高くなっているそうですが、昔と比べて人生も長くなり、自立している女性も多く、夫婦でいるよりも、もっと自由に生きたいという願望が女性には強くなっているのかもしれません。

 さてドラマのほうですが、「グランメゾン東京」では『マリ・クレール ダイニング』というフランスの料理雑誌の編集長役を冨永愛さんが演じ、また「オー! マイ・ボス! 恋は別冊で」では菜々緒さんがヨーロッパの『マリ・クレール』の元編集長だったという設定でした。

 今回はヒロインの北川景子さんが、架空の出版社「泉潮社」の『マリ・クレール モード』編集部に勤務する編集者という設定です。

『マリ・クレール』は1937年にフランスで創刊されましたが、1982年日本で最初の海外提携誌が発行されるようになり、その後各国でも発行が開始され、現在では約30の国と地域で発行されています。近年はコロナ禍などのため開催されていませんが、2年に一度、各国の編集長が集まり、自国の状況を説明するという会議が開催されています。また「パリ・ファッションウィーク」の期間中、パリに取材に来ている各国の編集長や編集者を招いてのティーパーティが『マリ・クレール』本社主催で開かれ、友好を深める機会を持っています。

 海外で開催される会議やティーパーティでは出席者はほとんど女性です。女性誌なのだから当然だと考える向きもあるかと思いますが、そもそも各国の編集長は全員女性で、実は男性の編集長は日本だけなのです。

 ドラマ「リコカツ」では『マリ・クレール モード』の編集部が時々舞台として登場しますが、『マリ・クレール モード』誌編集長を演じる松永天馬さんは、そういう意味でも現実を忠実に再現しているのかもしれません。

 先日、編集長役の松永天馬さんと対談する機会がありました(詳しくは「marieclairejapon.com」を見ていただきたいと思います)。対談場所はドラマの第2話の舞台となった「ラルフ ローレン」表参道店にあるショールーム。

 ファッションにも大変興味があるという松永さんは、とてもユニークな経歴の持ち主。大学で神学を学び、途中で日本のある大学に国内留学。卒業後ファッション系の出版社に短期間ですが就職もしたことがあるそうです。学生時代から詩や演劇、映像などの分野で活動をしていたのですが、ポップロックバンド「アーバンギャルド」を結成し、バンドのリーダーでもありヴォーカル、作詞を担当。さらにソロ活動もしています。

 小説家として何冊も著作があり、また詩人としては「詩のボクシング」でも優勝経験が。大学やNHK文化センターなどで「言葉の世界」について教えていたりもします。そして5年前からテレビドラマにも出演するようになり、今回の出演となったとのこと。

 マルチな才能の持ち主である松永さんには、対談でとても多くを語っていただきました。映像もまた松永さんの魅力が十分に感じられるものになっています。彼のファッションに対する考え、また仕事への意気込みを感じていただければと思います。

田居克人/marie claire 編集長

■ドラマ情報
・「リコカツ」(TBS系)
毎週金曜夜10時放送
https://www.tbs.co.jp/rikokatsu_tbs/

■関連情報
松永天馬さん対談Vol.1
松永天馬さん対談Vol.2
【無料ダウンロード】marie claire style PDFマガジンをチェック!
(c)marie claire