【2月28日 AFP】大韓サッカー協会(KFA)は27日、解任されたユルゲン・クリンスマン(Juergen Klinsmann)前監督(59)の後任として、元同国代表FWの黄善洪(Hwang Sun-hong、ファン・ソンホン)氏(55)を暫定指揮官に任命した。

 黄氏は第19回アジア競技大会(19th Asian GamesAsiad)でU-23同国代表を率いて優勝を飾っており、来月行われるW杯北中米大会(2026 World Cup)のアジア2次予選では、タイとのホームアンドアウェーの試合で指揮を執る。

 KFAは、6月に行われるW杯予選のシンガポール戦と中国戦までに正式な指揮官を就任させたいとしている。

 クリンスマン前監督は、アジアカップ(2023 AFC Asian Cup)でヨルダンに準決勝で敗戦を喫したことで指揮官の座を追われていた。また、そのヨルダン戦の前日にはキャプテンの孫興民(Son Heung-min、ソン・フンミン)と若手の李康仁(Lee Kang-in、イ・ガンイン)がいさかいを起こしていたことが判明しており、KFAは解任の理由を「代表監督に求められる能力やリーダーシップを示せなかった」ためだと説明している。

 黄氏はU-23代表監督も兼任することになり、4月にはパリ五輪の出場権が懸かるU-23アジア杯(U-23 Asian Cup 2024)でも指揮を執る。(c)AFP