【1月18日 CGTN Japanese】「中国の名門大学である清華大学の卒業生の8割が海外へ」という情報がネット上で拡散され、話題になったことを受けて、清華大学は17日にSNSの「微信(ウィーチャット/WeChat)」の公式アカウントで、「五つの質問:清華大の卒業生はどこへ?」とする文章を発表し、不実な情報に反論し、本当の事実を明らかにしました。

 清華大学が公表したデータによると、同校2023年卒業生の海外進学率は8%でした。学部卒者の海外進学率は15.6%で、国内進学率は65.2%。修士課程終了者の海外進学率は5.9%で、国内進学率は6.9%でした。また、清華校友総会のウィーチャットミニプログラム「清華人」の登録情報によると、ここ20年、海外留学した校友の大部分は学業を終えて帰国して職に就き、各業界の中堅となっています。

 データによると、清華大学の2023年卒業生の重要分野への就職率は83%で、国防科学技術、製造業、エネルギー業、情報通信・インターネット、公共管理・サービス、大学・科学研究機関など多くの重要業界・分野に及びます。就業者数トップ2社は、国有企業では中国航天科技集団と国家電網、民間企業では華為技術(ファーウェイ)と比亜迪(BYD)でした。

 また、ここ10年、清華大学卒業生の国内重要分野への就職率は毎年80%以上となり、卒業生の大部分は北京以外の地域で就職し、国防科学技術分野に進む卒業生や西部地区で就職する卒業生の数は上昇傾向にあります。(c)CGTN Japanese/AFPBB News