【9月25日 AFP】ロシアのサンクトペテルブルク(St. Petersburg)に住むガリナ・アルティヨメンコさん(58)は1年半にわたり、ロシアが侵攻したウクライナからの難民を支援するための資金集めを続けてきた。

 ところが、今年7月になって、自分の銀行カードと他のボランティア2人のカードが使用不能になっているのに気付いた。

 アルティヨメンコさんは、銀行から「私たちの『募金』に『疑わしい目的』がある」と言われたと明かし、自分たちが使った「1ルーブルずつに」正当な使途があったことを説明できるのにと憤った。

 ウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領が昨年、ウクライナに侵攻した後、当局は反対派への取り締まりを強化し、侵攻を批判する人々には長期刑が言い渡されている。

 人道的な活動でさえ疑念の目が向けられることもあるロシアで、アルティヨメンコさんも他のボランティアと同様、ウクライナ情勢に関する意見の表明は慎重に避けている。

 それでもアルティヨメンコさんは、ロシア国内のほか、ウクライナのロシア支配地域へと避難を余儀なくされた人々のために、オンラインで集まった寄付金を使って服や医薬品、食料品を購入している。

 さらに、サンクトペテルブルクに到着するウクライナ人を出迎え、宿泊先を見つけたり、仕事を探したり、ロシアから欧州連合(EU)諸国に向かうための旅程を手配したりするのを支援している。