【9月15日 AFP】サッカースペイン1部リーグ、レアル・マドリード(Real Madrid)のユースチームに所属する選手3人(名前は非公表)が、未成年者を映した性的ビデオを配布した容疑で逮捕されたことが分かった。スペイン警察が14日、明らかにした。

 治安警察(Guardia Civil)によると、ビデオに映っていた16歳の少女の母親から今月はじめにカナリア諸島(Canary Islands)で告訴状が提出されたことを受け、レアルの練習グラウンドで年齢が21歳から22歳の選手を逮捕したと公表した。

 逮捕理由については「未成年者が関与する性的内容の動画を配布した疑い」と説明し、選手たちは事情聴取と携帯電話の調査を受けた後、釈放されたことも明かした。

 この事件をめぐっては、レアルの4人目のユース選手も捜査を受けた。

 レアルは発表文で、Bチームに当たるカスティージャ(Real Madrid Castilla)の選手1人と、Cチームのレアル・マドリードC(Real Madrid C)の選手3人が「(メッセージアプリの)ワッツアップ(WhatsApp)を通じて私的な動画を拡散した告訴に関し、治安警察に供述した」ことを把握していると明らかにし、「事実関係を詳細に把握した時点で、適切な措置を取る所存である」と述べた。

 捜査関係者からの情報としていち早くこのニュースを報じた地元デジタル紙エル・コンフィデンシアル(El Confidencial)が伝えたところによると、今回の捜査の主な対象はレアル・マドリードCの選手1人で、16歳の少女と同意の上での性行為を自分で録画した疑いが持たれている。この選手はその後、少女の同意なしに問題の動画を他の選手と共有したとみられている。(c)AFP