【9月8日 AFP】スペインの検察当局は8日、サッカー女子スペイン代表のヘニフェル・エルモソ(Jennifer Hermoso、33)の唇に同意なくキスした件で、同国サッカー連盟(RFEF)のルイス・ルビアレス(Luis Rubiales、46)会長を性的暴行および強制わいせつの罪で訴追したことを明らかにした。

 ルビアレス会長は、8月20日に豪シドニーで行われたW杯オーストラリア・ニュージーランド大会(FIFA Women's World Cup 2023)の表彰式でエルモソの唇に無理やりキスをし、世界中から批判を浴びた。

 検察当局は文書で「ルイス・ルビアレスを被疑者、ヘニフェル・エルモソを被害者として、取り調べることを請求する」と述べた。

 これに先立ち、エルモソは5日にルビアレス会長を性的暴行で刑事告訴した。

 裁判所は今後、訴えを受理するか棄却するか決める必要がある。申し立てを受理した場合、裁判官1人が選任されて捜査の指揮を執り、事件を裁判にかけるか棄却するか判断を下すことになる。(c)AFP