【2月17日 CGTN Japanese】中国では、各地の民政部門から2022年度の結婚関連統計データが発表されています。それらのデータによりますと、多くの省・自治区・直轄市で初婚の平均年齢が30歳前後にまで上昇していることが分かりました。

 人口が多い江蘇省(Jiangsu)では、2022年に婚姻登記をした人の平均年齢は31.04歳で、うち男性は31.68歳、女性は30.4歳でした。初婚の場合は平均年齢が27.49歳で、うち男性は28.19歳、女性は26.74歳でした。

 同じく人口の多い河南省(Henan)の民政部門の統計によりますと、2022年の全省における初婚の婚姻登記平均年齢は男性が29.9歳、女性は28.8歳でした。前年の2021年では、初婚の登記平均年齢は男性が30.5歳、女性は29.4歳でした。地方政府が発表した公式データにより、各地で初婚が晩婚化している傾向にあることが明らかになりました。

 また、「中国国勢調査年鑑2020」によりますと、2020年における中国人の平均初婚年齢は28.67歳で、うち男性は29.38歳、女性は27.95歳でした。2010年の中国人の平均初婚年齢は24.89歳で、うち男性は25.75歳、女性は24歳でした。つまり、10年間で平均初婚年齢は4歳近くも高くなりました。

 これについて専門家は、「晩婚化」はここ数年の中国の都市化レベルや経済発展レベルの向上と強い関連性があるとみています。経済発達地域では、住宅価格、生活コスト、子どもの養育費などが向上していることが、結婚適齢期の人々の晩婚化につながると分析されています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News