【9月24日 Xinhua News】中国とラオスが共同で進める貧困削減のための技術支援モデル事業が、同国の二つの村で実施されている。そのうちの一つである首都ビエンチャンの山あいにあるサントン郡Ban Xor村でこのほど、中国・ラオス国家共同プロジェクト管理弁公室の中国側常駐責任者、范西寧(Man Xining)氏が新華社(Xinhua)の取材に応じた。

 范氏は「中国の貧困削減経験に基づき、われわれは資金や物資を提供するだけの『輸血式』ではなく、プロジェクト対象となった村が効果的かつ持続的に発展できるようにする『造血式』の貧困支援を行っている。道路や橋、ビニールハウス、学校などハード面の建設を進めるとともに、研修や視察、交流などソフト面でも支援している」と語った。

 同事業は2017年9月に始動し、中国とラオスの協力による「ソフト・ハードの両面展開」で、対象となった村のインフラや公共サービスを改善してきた。村民が自力で収入を得て生活していけるよう支援するプロジェクトも順調に進んでいるという。(c)Xinhua News/AFPBB News