【12月13日 Xinhua News】国際半導体製造装置材料協会(SEMI)のデータによると、中国国内の半導体設備売上高は今年第3四半期(7~9月)、前年同期比106%増の39億8000万ドル(1ドル=約113円)と、四半期ベースでは初めて韓国を抜いた。同協会は、中国は来年の半導体設備売上高も韓国を超え、世界最大の半導体市場になると予測している。中国証券報が伝えた。

 SEMIによると、世界の半導体設備売上高の伸び率は昨年の37%から今年の10.8%、来年は7.7%に鈍化し、設備投入の伸び率はやや縮小する。ただ、中国国内の売上高は、今年44%、来年は46%の激増となり、産業をけん引する主要原動力になる見込みだ。

 SEMIの予測では、世界の半導体製造設備の売上高は今年、10.8%増の627億ドルに達し、昨年の566億ドルの史上最高を塗り替える。韓国は2年連続で首位に立ち、中国国内は初めて2位に躍進する。同時に、中国国内は43.5%の伸び率でリードする。

 SEMIによると、世界の半導体設備市場は来年、7.7%増の676億ドルに増える。そのときは、中国国内の半導体設備売上高は46.6%増え、173億ドルに達し、規模で世界トップになる見込みだ。

 中国の半導体設備市場規模は昨年第3四半期、19億3000万ドルにすぎなかったが、わずか1年で3倍になった。

 西南証券の陳杭(Chen Hang)電子産業チーフアナリストは、世界の集積回路設備投資規模の2018~20年の年平均成長率はわずか4%だが、中国は42%に上り、「中国の半導体設備は依然として高度成長の傾向にある」と指摘した。(c)Xinhua News/AFPBB News