【5月14日 AFP】テニス、イタリア国際(Internazionali BNL d’Italia 2024)は13日、女子シングルス4回戦が行われ、四大大会(グランドスラム)通算4勝を誇る大坂なおみ(Naomi Osaka)は、大会第7シードの鄭欽文(Zheng Qinwen、中国)に2-6、4-6で敗れた。

 第1子出産に伴うツアー離脱により現在世界ランキング173位に後退している大坂は、今季ここまでの最高成績となっているカタール・オープン(Qatar TotalEnergies Open 2024)に並ぶ8強入りには届かず、3年ぶりのイタリア国際を後にした。

 しかしながら、9日の2回戦では第19シードのマルタ・コスチューク(Marta Kostyuk、ウクライナ)を下し、これまで一度もタイトルを獲得したことがないクレーコートでトップ20の選手から初白星を挙げるなど、今大会では収穫も得られた。

 大坂は試合後、「ローマでのパフォーマンスには満足している。好調なプレーは久しぶり。というかクレーではこれほど良いプレーは一度もなかったと思うので、満足している」とし、「ここに来たときよりも、かなり自信を増して帰れるのは間違いない」と報道陣にコメントした。

 大坂をわずか1時間24分で退けた鄭は、準々決勝で第3シードのココ・ガウフ(Coco Gauff、米国)に挑む。(c)AFP