【10月10日 新華社台北】台湾地区の新北市永和区にある野良猫の保護施設「拼図喵」(ピントゥーミャオ)では現在、80匹余りの野良猫を引き取り世話している。うち3分の1の猫が高齢や虚弱だったり病気や障害を抱えている。

 ゲームアプリのエンジニアだった同施設の責任者、陳人祥(ちん・じんしょう)氏は、以前からより多くの野良猫に温かい家を与えたいと考えていたが、経済的に難しかった。そこで陳氏は、猫の面倒をみるとともにいくらかの収入を生み出せないか考えた。

 野良猫保護施設「拼図喵」責任者 陳人祥さん

 動物のフンで作った堆肥は、実はそんなに新しいものではありません。どんな動物の堆肥であっても作っている人がいて、私も猫のフンで作れないか考え、少し勉強してみた後、できるかもしれないと思いました。当時最大の課題は臭いでした。

【解説】陳さんは専門の工場と検討を重ね、最終的に内気循環機能を備えた堆肥機を製作してもらい、臭いの問題は解決した。1日当たり25~30キロの肥料が製造できる。

 野良猫保護施設「拼図喵」責任者 陳人祥さん

 この中は、油を介して加熱しています。絶えず加熱し混ぜることで、このように土みたいになります。ちょっと嗅いでみてください。本物の土みたいで匂いも土のようですよね。この製法で「猫のフン」をごみとして捨てることがなくなります。

【解説】猫のフンの堆肥が誕生した後、陳さんは農家と協力して、この堆肥で育った作物を「拼図喵」で販売したいと考えたが、なかなか協力してくれる農家が見つからなかった。そんな中、宜蘭県の農家が陳さんの理念に賛同してくれた。

 野良猫保護施設「拼図喵」責任者 陳人祥さん

 農家が(猫のフンの)肥料を使うと、有機肥料を使うのと同じく水源を保護することができ、一帯の生態も良くなります。育ったお茶はとても出来が良く、私たちの収入につながります。これはウィンウィンの状態だと思います。(c)新華社/AFPBB News