【9月8日 CNS】2000年以降に生まれた世代を指す「00後」の一期生が、全国の大学に入学する時期を迎えた。その新入生の間で、「空手到(Kongshoudao)」旋風が各地の大学で起こっている。自分の荷物や小包を運送会社にすべて任せ、手ぶらの状態で学校に通学するという意味だ。

 阿里巴巴(アリババ、Alibaba)傘下の大手物流サービスである菜鳥網絡(Cainiao Network)の公式サイト内にある「00後辞書」では、空手到を「00後世代の生活スタイル」と紹介している。

 同社の運営するプラットフォームでは、大学別全国「00後」大学生の「空手到」ランキングなるものまで発表されている。統計によると、雲南大学(Yunnan University)、湘潭大学(Xiangtan University)、江南大学(Jiangnan University)が上位トップ3で、1日に大学に届けられる荷物の数は平均で1万件近いという。

「00後」は、1990年代生まれの「90後」とは違い、自宅にある洗濯機、自転車から掃除用ロボットといったものまで、大学の宿舎に移送する。また荷物の量も多く、女子学生が始業から1週間の間で30件近い荷物を受け取るなど珍しくないという。(c)CNS/JCM/AFPBB News