【6月8日 AFP】全仏オープンテニス(French Open 2018)は7日、女子シングルス準決勝が行われ、大会第10シードのスローン・スティーブンズ(Sloane Stephens、米国)が同胞で第13シードのマディソン・キーズ(Madison Keys)を6-4、6-4で退け、第1シードのシモナ・ハレプ(Simona Halep、ルーマニア)と決勝でタイトルを争うことになった。

 全仏ではこれまで準々決勝を突破したことがなかった25歳のスティーブンズは、四大大会(グランドスラム)初制覇を達成した昨年9月の全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2017)決勝でも、大舞台で度胸のある親友のキーズと対戦してストレート勝ちを収めており、この日もその再現を果たした。

 今大会での躍進で最新の世界ランキングでは4位に浮上することになるスティーブンズは、「親友と対戦するのは本当にハードですが、(全仏で)初めての決勝に進出できてうれしい。とても好きな大会の一つです。再び恵まれた最高の機会を楽しみにしています」とコメントした。

 2002年以来の米国勢対決となった全仏の準決勝で、スティーブンズは第1セットの第3ゲームをブレークすると、このセットだけで23本のアンフォーストエラーを犯したキースからセットを先取するには十分だった。

 カミラ・ジョルジ(Camila Giorgi、イタリア)との3回戦ではあと2ポイントで敗退するところだったが、この日のスティーブンズは第2セットでも即座に2-0と先行すると、さらに2ゲームをブレークして5-2とリード。キーズも食い下がったものの、スタッツの差が勝負の明暗を大きく分ける結果となった。キーズが41本のアンフォーストエラーを犯したのに対し、スティーブンズはわずか9本のウイナーで勝利をものにした。(c)AFP/Dave JAMES