【3月6日 AFP】サッカーオーストラリア代表のベルト・ファン・マルワイク(Bert van Marwijk)新監督は6日、就任後初となる招集メンバーを発表した。指揮官とスカウトが100人以上の選手を調査する中、38歳のティム・ケーヒル(Tim Cahill)もメンバー入りを果たしている。

 W杯ロシア大会(2018 World Cup)開幕が迫る中、アンジェ・ポステコグルー(Ange Postecoglou)前監督の退陣を受けて今年1月に指揮官になったファン・マルワイク監督は、国内や欧州、アジアでプレーするオーストラリア人選手を視察してきた。

 今月行われる敵地オスロでのノルウェー戦、英ロンドンでのコロンビア戦という親善試合を控え、指揮官は予備登録の29人を発表。来週にも絞り込みが行われる。

 代表歴代最多の50ゴールを挙げているケーヒルは、さらなる出場時間を確保し、自身4度目のW杯出場への夢をつなげるため、今年1月に豪Aリーグを後にして、イングランド・チャンピオンシップ(2部)のミルウォール(Millwall)に加入した。

 ミルウォールでの出場時間はあまりないものの、ファン・マルワイク監督はケーヒルをメンバーに選出。その他、アストン・ビラ(Aston Villa)のマイル・ジェディナク(Mile Jedinak)やハル・シティ(Hull City)のジャクソン・アーヴァイン(Jackson Irvine)、ブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFC(Brighton & Hove Albion FC)のGKマシュー・ライアン(Mathew Ryan)、セルティック(Celtic)のトム・ロギッチ(Tom Rogic)らも選出された。

 またリバプール(Liverpool FC)などでプレーした現フェイエノールト(Feyenoord)のGKブラッドリー・ジョーンズ(Bradley Jones)が、35歳にして代表復帰を果たしている。

 Jリーグ1部(J1)所属選手では横浜F・マリノス(Yokohama F Marinos)のミロシュ・デゲネク(Milos Degenek)、名古屋グランパス(Nagoya Grampus)のGKミチェル・ランゲラック(Mitchell Langerak)、浦和レッドダイヤモンズ(Urawa Red Diamonds)のアンドリュー・ナバウト(Andrew Nabbout)が招集されている。

 オーストラリアは23日にノルウェーと、27日にコロンビアとそれぞれ対戦する。(c)AFP