【9月12日 AFP】競馬、G2ニエル賞(2016 Prix Niel、芝2400メートル)が11日、フランス・パリ(Paris)近郊のシャンティイ競馬場(Hippodrome de Chantilly)で行われ、日本のマカヒキ(Makahiki)が優勝を飾り、来月行われる凱旋門賞(95th Prix de l'Arc de Triomphe、芝2400メートル)に向けて弾みをつけた。

 2006年の凱旋門賞で3位入線に終わったディープインパクト(Deep Impact)を父に持ち、今年の日本ダービー(83rd Japan Derby)を制したマカヒキは、日本馬として初の凱旋門賞制覇を目指している。

 例年凱旋門賞が開催されるロンシャン競馬場(Longchamp Racecourse)が今年は改修工事で閉鎖されているため、本競走や凱旋門賞だけでなく、G2フォワ賞(2016 Prix Foy、芝2400メートル)もパリ北郊のシャンティ―競馬場が戦いの舞台となっている。

 欧州デビューとなったこのレースで、良いスタートを見せた今年度の日本代表馬マカヒキは、2着となったミッドターム(Midterm)をクビ差で差し切った。

 来月2日に行われる凱旋門賞の前哨戦の一つとして位置づけられるレースを制したクリストフ・ルメール(Christophe Lemaire)騎手は、「勝つことができてとてもうれしい。素晴らしい加速だった。(マカヒキが)5月から走っていないことも忘れてはいけない」としたうえで、「とても良い休み明けのレースになった。ベストの走りをさせずとも勝つことができてうれしい」と語った。(c)AFP