【10月5日 AFP】競馬、第94回凱旋門賞(94rd Prix de l'Arc de Triomphe、芝2400メートル)は4日、フランス・パリ(Paris)郊外のロンシャン競馬場(Longchamp Racecourse)で行われ、フランキー・デットーリ(Frankie Dettori)騎手が騎乗のゴールデンホーン(Golden Horn)が優勝した。

 今年の英国ダービー(Derby Stakes)で優勝したゴールデンホーンは、前回2着のフリントシャー(Flintshire)に2馬身差をつけ、歴史的快挙がかかっていたトレヴ(Treve)の3連覇を阻んだ。

 3着には今年のフランスダービー(French Derby)優勝馬のニューベイ(New Bay)が入り、トレヴは4着に終わった。

 デットーリが欧州最高峰のレースを制したのは1995年のラムタラ(Lammtarra)、2001年のサキー(Sakhee)、2002年のマリエンバード(Marienbard)に続き、今回が通算4度目となる。

 そして先月のアイリッシュチャンピオンステークス(Irish Champion Stakes)で優勝するなど、G1で今季4勝を挙げているゴールデンホーンを管理するジョン・ゴスデン(John Gosden)調教師にとっては、凱旋門賞初優勝となった。

 一方、トレヴはこのレースを最後に引退し、繁殖入りする。クリスティアーヌ・ヘッド(Christiane "Criquette" Head)調教師は、敗戦に落胆していたものの、後悔はないと語った。

 ヘッド調教師は、「いつもこのレースでは勝っていたから、敗戦には落胆しています」とコメントした。

「デットーリ騎手が最高のレースをしたと考えています。トレヴは素晴らしい競走馬に敗れたのです。悔いるような敗戦ではないし、それは間違いありません」

「トレヴは今後、繁殖入りすることになります。彼女の子どもに会えることを楽しみにしています」

(c)AFP