【3月15日 AFP】仏パリ(Paris)にあるロンシャン競馬場(Longchamp Racecourse)の改修工事に伴い、今年の凱旋門賞(95th Prix de l'Arc de Triomphe)は、10月2日にシャンティイ競馬場(Hippodrome de Chantilly)で開催されることが決まった。

 ロンシャン競馬場では14日、統括機関フランスギャロ(France Galop)のエドゥアール・ド・ロチルド(Edouard de Rothschild)会長によって礎石が置かれ、無事に工事が始まり、2017年9月まで閉鎖されることになっている。

 ロチルド会長は、「ロンシャン競馬場は、1857年に開場したフランスを代表するレース場です。1966年に改修されましたが、年数が経過して特に観客席の修繕が必要になりました」とコメントし、歴史のあるレーストラック自体には手をつけないと補足した。

「構想では景観に配慮した会場を造り、レース以外にもいろいろなアクティビティーができるようにします」

 一方、2013年から連覇を果たしたトレヴ(Treve)を調教したクリスティアーヌ・ヘッド(Christiane "Criquette" Head)氏は、「シャンティイのコースは平坦で、最後は上りになっているので、競走馬はそれに適応しなければならない」と話している。(c)AFP