【9月7日 AFP】全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2016)の女子シングルスで4強入りを果たしたカロリーネ・ボズニアツキ(Caroline Wozniacki、デンマーク)だが、間もなく引退するのではとのうわさが浮上し、本人もこれをはっきり否定することはしなかった。

 うわさの発端は、ボズニアツキの父親の発言だった。父ピョートル(Piotr Wozniacki)さんは、デンマークの国内メディアに対して、「最終的な決断はまだだが、私の知るかぎり、娘の現役はもう長くない」とコメントしており、来年以降も現役を続ける可能性が低いことを示唆していた。

 6日の試合でアナスタシヤ・セバストワ(Anastasija Sevastova、ラトビア)に圧勝し、2年ぶりの四大大会(グランドスラム)4強入りを果たした26歳のボズニアツキも、父親の意見を否定することはしなかった。

 元世界ランキング1位のボズニアツキは、「その話題に深入りしないでおこうと思います。何かを伝える心の準備ができていれば話をしますが、今は試合をするためにここにいます。うまくいけばあと2試合プレーできるし、現在はそちらに集中しています」と語っている。

 故障の影響により現在は世界ランク74位まで下降しているボズニアツキは、準決勝で第2シードのアンゲリク・ケルバー(Angelique Kerber、ドイツ)と対戦する。(c)AFP