【5月23日 AFP】男子ゴルフ米国ツアー、AT&Tバイロンネルソン(AT&T Byron Nelson 2016)は22日、テキサス(Texas)州アービング(Irving)のTPCフォーシーズンズリゾート(TPC Four Seasons Resort)で最終日が行われ、スペインのセルヒオ・ガルシア(Sergio Garcia)がブルックス・コエプカ(Brooks Koepka、米国)とのプレーオフを制し、PGAツアーでは4年ぶり、9度目の優勝を飾った。

 この日スコアを2つ伸ばしたガルシアと、1オーバーを記録したコエプカは、ともにバックナインで苦戦しながら、最後は通算15アンダーで並びプレーオフに突入した。

 世界ランク15位のガルシアは、プレーオフ1ホール目で勝負に決着をつけると、PGAツアーの勝利数で、スペイン記録となる故セベ・バレステロス(Seve Ballesteros)氏の9勝に並んだ。

「セベと肩を並べるなんて最高だ。大きな意味がある」と喜んだガルシアは、2011年に亡くなったスペインの英雄に対する尊敬の念が、今大会のねばりにつながったと話した。

 ガルシアはまた、「今日は『セベ流』で勝てた」と笑顔をみせると、「攻めの姿勢で、懸命にプレーしたよ。チップショットは最高だったし、パッティングもよく入っていた」と勝因を分析した。(c)AFP