【12月11日 AFP】元男子テニスのファン・カルロス・フェレーロ(Juan Carlos Ferrero)氏が、タイランド・ゴルフ選手権(Thailand Golf Championship)で、連覇を目指すセルヒオ・ガルシア(Sergio Garcia、スペイン)のキャディーを務めることになり、10日の練習ラウンドでチップをもらう場面があった。

 世界ランク7位のガルシアは、バンコク(Bangkok)近くのアマタ・スプリング・カントリークラブ(Amata Spring Country Club)でフェレーロ氏にキャディーバッグの正しい持ち方を教えると、通常はキャディーの仕事であるお茶くみも自分で行った。

 2003年の全仏オープンテニス(French Open Tennis Tournament 2003)覇者であるフェレーロ氏は、キャディーにふさわしい人材とは言いがたいものの、ガルシアは昨年も恋人にキャディーバッグを担がせ、見事トロフィーを掲げた。

「ファン・カルロスは親友の一人なんだ」としたガルシアは、「彼はゴルフが大好きだし、ハンディキャップ3で回るくらいの実力者だ。やることは分かっているさ」と話した。

 学生時代にゴルフをやっていたガルシアの恋人は、自身がキャディーのポジションを失ったことを気にも留めていないとのことで、大会が終わったら3人で旅行に行くという。

 大会開幕を控えたガルシアは、「彼女もたまにはキャディーをやりたいってさ。また戻ってくるよ」とコメントした。(c)AFP