【3月21日 AFP】15-16ドイツ・ブンデスリーガ1部は20日、第27節の試合が行われ、ボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)は3-1でFCアウクスブルク(FC Augsburg)から逆転勝利を収め、首位バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)との勝ち点5差を維持した。

 ドルトムントのアドリアン・ラモス(Adrian Ramos)は、祖父が亡くなったピエール・エメリク・オーバメヤン(Pierre-Emerick Aubameyang)の代わりに先発出場を果たすと、後半に得点を記録し、チームの勝利に貢献した。

 ドルトムントは17日にヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2015-16)でトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)と対戦しており、トーマス・トゥヘル(Thomas Tuchel)監督は試合後、その疲れが残っていたことを認めている。

 トゥヘル監督は「疲労を感じていたので、前半終了間際に同点に追いつけたことは重要だった」とコメント。「その後はリラックスして試合に臨めるようになり、そして並外れた精神力と勝利への意欲を示してくれた」

 アウクスブルクは前半16分、カイウビ(Caiuby Francisco da Silva)のクロスからアイスランド代表のアルフレズ・フィンボガソン(Alfred Finnbogason)のゴールが決まり、本拠地WWKアレナ(WKK Arena)で先制した。

 しかし、ドルトムントは前半終了前にヘンリク・ムヒタリアン(Henrikh Mkhitaryan)のゴールで同点に追いつき、試合の流れを取り戻すと、後半24分にはマッツ・フンメルス(Mats Hummels)のロングパスを胸でコントロールしたラモスのアシストからゴンサロ・カストロ(Gonzalo Castro)が逆転ゴールを決めた。

 そしてコロンビア代表のラモスは同30分、自らもネットを揺らし、ドルトムントの勝ち点3を確実にした。

 一方、敗れたアウクスブルクは、勝ち点27で1899ホッフェンハイム(1899 Hoffenheim)、フランクフルト(Eintracht Frankfurt)と並ぶも、得失点差でなんとか降格圏内入りをまぬがれている。(c)AFP/Ryland JAMES