【2月8日 AFP】15-16イタリア・セリエAは7日、第24節の試合が行われ、インテル(Inter Milan)は3-3でエラス・ベローナ(Hellas Verona)と引き分けた。

 ロベルト・マンチーニ(Roberto Mancini)監督率いるインテルはいくつものチャンスを逃し、最下位のベローナと引き分け、タイトル争いからさらに後退した。

 インテルは順位を4位のままとし、この日カルピFC(Carpi FC)に1-0で勝利した首位ナポリ(SSC Napoli)との勝ち点差は11に開いた。

 リーグ戦ここ5試合で1勝のインテルは、2度先制のチャンスを逃した後、前半8分にジェイソン・ムリージョ(Jeison Murillo)のゴールで先制点を挙げた。

 しかし、ベローナは同13分にフィリップ・ヘランデル(Filip Helander)に同点ゴールが生まれると、その3分後にはエロス・ピサーノ(Eros Pisano)が逆転弾を決め、リードしてハーフタイムを迎えた。

 その後インテルが同点のチャンスを逃し続けると、ベローナは後半12分にアルトゥール・イオニータ(Artur Ionita)がチーム3点目を挙げて点差を広げた。

 それでもインテルはその4分後、後半からピッチに入ったイバン・ペリシッチ(Ivan Perisic)のパスに、マウロ・イカルディ(Mauro Icardi)が合わせて1点差に詰め寄った。

 するとインテルは同33分、ロドリゴ・パラシオ(Rodrigo Palacio)が右サイドから速いクロスを上げると、ファーポストに詰めたペリシッチがこのボールを蹴り込んで同点に持ち込んだ。

 マンチーニ監督は、「勝ち点2を手放してしまったが、終盤にカウンターから4点目を取られそうな場面もあって、それ以上に悪い結果になっていたかもしれない。すべての失点がセットプレーだったのは残念だ。ACミラン(AC Milan)戦も同様だったので、そこは改善点だ。ああいった形での失点は許せない。かなり失望している」とコメントした。(c)AFP