【1月31日 AFP】全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2016)の女子シングルス決勝で、女王セレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)を破り、四大大会(グランドスラム)初優勝を飾ったアンゲリク・ケルバー(Angelique Kerber、ドイツ)が、31日、メルボルン(Melbourne)のヤラ川(Yarra River)を泳いで、自身の快挙を祝った。

 ケルバーは、チームのメンバーと冷たいヤラ川を泳いだほか、市内にあるビクトリア(Victoria)州の総督府でシャンパンを開け、記念撮影を行った。

 メルボルン市内を流れるヤラ川に飛び込んだのはケルバーが初めてではなく、1992年の全豪オープンで男子シングルスを制したジム・クーリエ(Jim Courier)氏も、優勝を祝して川に飛び込んでいた。

 30日に行われた決勝で、世界ランク1位のセレーナを相手に6-4、3-6、6-4の勝利を収めたケルバーは、現在の世界ランク6位から、一気に同2位まで浮上することになる。

 ケルバーの優勝について、地元紙ヘラルド・サン(Herald Sun)は「グランドスラムでも最大の番狂わせの一つ」と報じている。

 また、ケルバー本人は今大会について、「この2週間は、これまでの人生とキャリアで最高の時間でした。センターコートに立って、思わず鳥肌が立ちました」と振り返った。

 ケルバーの優勝は、他競技のドイツ人選手にも大きな喜びをもたらし、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)のバスティアン・シュバインシュタイガー(Bastian Schweinsteiger)や、F1ドライバーのニコ・ロズベルグ(Nico Rosberg)が祝福のメッセージを送った。(c)AFP