【1月31日 AFP】全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2016)で優勝を飾り、ドイツ人選手として、1999年のシュティフィ・グラフ(Steffi Graf)氏以来となるメジャー制覇を遂げたアンゲリク・ケルバー(Angelique Kerber)に対して、各界の著名人が祝辞を述べている。

 第7シードとして臨んだ28歳のケルバーは、30日の決勝で女王セレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)を破り、同選手が目指していたオープン化以降最多の四大大会(グランドスラム)シングルス通算22勝も阻んでいる。

 独ブレーメン(Bremen)でポーランド出身の両親の間に生まれたケルバーは、世界ランク1位の34歳セレーナを相手に、決勝で6-4、3-6、6-4の勝利を収め、ドイツ人選手としては、1999年の全仏オープンテニス(French Open)を制したグラフ氏以来となるグランドスラムでの戴冠を遂げた。

 これを受けたドイツ出身アスリートは歓喜し、男子テニス元世界2位のトミー・ハース(Tommy Haas)は、「素晴らしいよ、おめでとう!2016年の全豪オープン覇者、アンゲリク・ケルバー。この呼び方に慣れておくといいよ」と投稿。一方、国別対抗戦のフェドカップ(Fed Cup)で、ドイツ代表として共に戦うアンドレア・ペトコビッチ(Andrea Petkovic)は、「アンゲリク。あなたはクレイジーよ。結婚してちょうだい!おめでとーーーう!」と、おどけて求婚した。

 また、サッカーW杯ブラジル大会(2014 World Cup)で優勝を飾ったドイツ代表の面々も、ツイッター(Twitter)上で歓喜に沸いた。

 代表チームの主将を務めるマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)のバスティアン・シュバインシュタイガー(Bastian Schweinsteiger)は、「やったー!歴史的勝利に祝福を」と喜びを表現し、ルーカス・ポドルスキー(Lukas Podolski)も、「よし!本当におめでとう、なんて試合なんだ!」と興奮冷めやらぬ様子だった。

 F1ドライバーのニコ・ロズベルグ(Nico Rosberg)は、一言「ものすごく!おめでとう!」と投稿し、国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ(Thomas Bach)会長は、「本当におめでとう!そろそろ来ると思っていた。シュティフィ・グラフの時代は、ずいぶん昔のことだからね」と、新チャンピオンが現れたことを祝した。