【1月31日 AFP】2015-16スキージャンプW杯は30日、札幌の大倉山ジャンプ競技場で男子個人第14戦が行われ、スロベニアのペテル・プレヴツ(Peter Prevc)が優勝を果たしたほか、スロベニア勢が表彰台を独占した。

 今年のジャンプ週間(Vierschanzentournee)王者で世界ランク1位のプレヴツは、131.5メートルと136.5メートルの大ジャンプで299点を記録。282.8点を出した弟のドメン・プレヴツ(Domen Prevc)、281.9点のロベルト・クラニエッツ(Robert Kranjec)に大差をつけて優勝した。

 この勝利で、プレヴツは総合ポイントを1184点に伸ばし、昨年王者のゼヴェリン・フロイント(Severin Freund、ドイツ)との差を400点近くに広げている。椎間板ヘルニアから復帰したフロイントは、2回目のジャンプで転倒し、上位に入れなかった。

 葛西紀明(Noriaki Kasai)は124.5メートルと133.5メートルを飛び、計277.3点で日本勢最高の4位に入った。(c)AFP