【5月14日 AFP】パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)で13日、国連(UN)職員が乗っていた車両が攻撃を受け、国際職員1人が死亡、1人が負傷した。国連は、昨年10月のガザでの戦闘開始以降、国際職員が犠牲になったのは初めてだとしている。

 死傷したのは、安全保安局(DSS)の職員。DSSは、世界130か国以上で国連機関・プログラムの安全管理を担っている。殺害された職員の国籍は明らかにされていない。

 ファルハン・ハク(Farhan Haq)国連事務総長副報道官によると、アントニオ・グテレス(Antonio Guterres)事務総長は、職員に死傷者が出た事態に「深い悲しみ」を表明するとともに、国連職員へのあらゆる攻撃を非難し、徹底調査を求めた。

 ハク氏は一方で、国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)の職員を中心に、現地採用されたパレスチナ人職員の犠牲者が約190人に上っている点にも言及した。(c)AFP