■ミニョレが値千金のセーブ

 リバプールは、延長前半1分まで流れの中からの枠内シュートが生まれず、ロベルト・フィルミーノ(Roberto Firmino)のトーキックは、GKジャック・バトランド(Jack Butland)に阻まれた。

 一方のストークも、ピーター・クラウチ(Peter Crouch)の落としから交代出場のマルコ・ファン・ヒンケル(Marco van Ginkel)に2度決定機が訪れたが、1度目はシュートが右ポストをかすめ、2度目のボレーシュートはミニョレの手の中に納まった。

 リバプールも延長終盤、こちらも交代出場のジョーダン・アイブ(Jordon Ibe)がシュートを狙ったがボールは枠の上に外れ、決着はPK戦に持ち越されることとなった。

 そして迎えたPK戦では、クラウチがミニョレのセーブに遭い、リバプールはエムレ・カン(Emre Can)がキックをポストに当て、それぞれ1人ずつが失敗し、勝負はサドンデスに持ち込まれた。

 サドンデスの1本目はファン・ヒンケルとルーカス・ペッツィーニ・レイヴァ(Lucas Pezzini Leiva)がそれぞれ成功。しかし2本目では、このところ安定感のなさを指摘されていたミニョレが、ムニエサのキックを横っ飛びのセーブで阻み、後攻のアレンが右上隅にしっかりボールを収めて試合に決着をつけた。(c)AFP