【1月7日 AFP】イングランド、キャピタル・ワン・カップ(Capital One Cup 2015-16)は6日、準決勝第1戦が行われ、エバートン(Everton)が2-1でマンチェスター・シティ(Manchester City)に先勝した。

 1994-95年シーズンのFAカップ(FA Cup)以来、タイトルから遠ざかっているエバートンは、ロメルー・ルカク(Romelu Lukaku)の今季公式戦19得点目となるゴールが決勝点となり、ウェンブリー・スタジアム(Wembley Stadium)で行われる決勝へ一歩近づいた。

 もう一つの準決勝では、地元のライバルであるリバプール(Liverpool FC)が1-0でストーク・シティ(Stoke City)との第1戦を制しており、このままいけば1984年に行われた決勝の対戦カードの再現になる可能性が高まっている。

 一方、2014年に同大会の優勝を飾っているシティにも、逆転の可能性は十分に残されている。

 エバートンは前半終了間際、ラミロ・フネス・モリ(Ramiro Funes Mori)のゴールで先制したものの、シティは後半31分にヘスス・ナバス(Jesus Navas)のアウェーゴールで同点に追いつき、3週間後にホームで行われる第2戦に向けてアドバンテージを手にしたかのようにみえた。

 しかし、後半33分にルカクのヘディングシュートが決まり、エバートンが下馬評を覆して初戦を制した。

 同大会の準決勝を戦うのは2008年以来となるエバートンは、本拠地グディソン・パーク(Goodison Park)で行われた今季のリーグ戦11試合で3勝しか挙げておらず、さらには計20失点を喫していたため、ホームの利点を生かす可能性は低いとみられていた。

 対するシティは、2日のワトフォード(Watford FC)戦で勝利を収めていたものの、アウェーでの白星は昨年9月以来だった。しかし、ホームで行われた先月26日のサンダーランド(Sunderland AFC)戦では4得点を奪っており、今大会では準々決勝終了時点で計13得点を記録している。(c)AFP