【1月14日 AFP】イタリア・セリエAのASローマ(AS Roma)は13日、チームの低迷を理由にルディ・ガルシア(Rudi Garcia)監督の解任を発表した。

 ローマは公式ウェブサイトに掲載された声明で「ルディ・ガルシア監督ならびにアシスタントコーチのフレデリック・ボンパル (Frederic Bompard)氏とクロード・フィショー(Claude Fichaux)氏が退任した」と発表している。

「最近の成績を受け、クラブとしては新たな道に進むことを決断した」

 51歳のガルシア監督は、2011年にフランス・リーグ1のリール(Lille OSC)で2冠を達成すると、2013年にローマの指揮官に就任した。

 ガルシア監督が率いたローマは、2013-14シーズンに開幕10連勝を飾り、昨季まで2年連続でリーグ2位の好成績を収めてきた。

 しかし、ガルシア監督が最後に指揮を執った10日のACミラン(AC Milan)戦では1-1の引き分けに終わるなど、公式戦最近10試合では1勝しかできず、リーグ戦の順位も首位ナポリ(SSC Napoli)に勝ち点7差の5位となっている。

 ローマのジェームズ・パロッタ(James Pallotta)会長は、「私をはじめとするASローマ全員を代表して、ルディ・ガルシア氏が指揮官に就任して以来、彼が示してきたすべての努力に感謝する」とコメントした。

「われわれは素晴らしい瞬間を共有してきた。しかし、今は変革の時期を迎えていると確信している」

 イタリアの各メディアによると、ガルシア監督の後任には、パロッタ会長と会談するために渡米したルチアーノ・スパレッティ(Luciano Spalletti)氏が有力とみられている。

 56歳のスパレッティ氏は、2005年から2009年までローマの監督を務め、イタリア杯(Italian Cup)で2度の優勝を果たしている。さらに、ロシア・プレミアリーグのFCゼニト(FC Zenit)では、指揮官としてチームを2度のリーグ優勝に導いた。(c)AFP