【1月2日 AFP】米プロバスケットボール協会(NBA)、メンフィス・グリズリーズ(Memphis Grizzlies)のマット・バーンズ(Matt Barnes)が、新年を祝うインスタグラム(Instagram)の投稿の中で、2015年が人生最悪の一年になった原因として、ニューヨーク・ニックス(New York Knicks)で指揮を執るデレック・フィッシャー(Derek Fisher)ヘッドコーチ(HC)を名指しで批判した。

 バーンズは先日、ロサンゼルス・レイカーズ(Los Angeles Lakers)時代のチームメートだったフィッシャーHCを、別居中の妻グロリア・ゴバン(Gloria Govan)さんの自宅で殴ったとして、リーグから2試合の出場停止処分を科されていた。

 バーンズはインスタグラムに「元妻とこそ泥、つまり俺の元チームメートであり友人と『トライアングル・オフェンス』にはまり込んだ。あいつは俺に隠れて元妻にちょっかいを出すと、それがバレてコソコソした末に、警察とNBAに助けを求めた」と投稿した。

「俺はあいつのことを密告しなかった。だから2試合の出場停止を言い渡されたのだろう」

 バーンズはまた、家族と別居したことを後悔していると明かし、トレードが自身から「愛するチームと街を奪った」と嘆いた。そして、最悪のまま終わった2015年について、自身の不運が「原因の一端」になったとの見解を示している。

「俺は人間関係において決して完璧とはいえず、HCとは目を合わせなかった」

 日刊紙ニューヨーク・ポスト(New York Post)によると、バーンズに関する質問に対してフィッシャーHCはノーコメントだったと伝えている。

 しかし、バーンズが引きずっている恨みは、今月16日にメンフィス(Memphis)で行われるグリズリーズ対ニックスの試合に因縁をもたらすとみられている。(c)AFP