【10月15日 AFP】米ネバダ(Nevada)州の地元警察は14日、米プロバスケットボール協会(NBA)の元スター選手、ラマー・オドム(Lamar Odom)が意識不明の状態で発見された際、売春宿の従業員が911番で同選手のコカイン使用を通報していたことを明らかにした。

 警察によって薬物使用容疑に関する捜査が行われるなか、ラスベガスの病院に入院する35歳のオドムには、元妻のクロエ・カーダシアン(Khloe Kardashian)が付き添っている。

 ロサンゼルス・レイカーズ(Los Angeles Lakers)で活躍した35歳のオドムは、売春宿で意識不明の状態のところを発見されると、救急車でサンライズ病院&医療センター(Sunrise Hospital and Medical Center)に搬送された。

 米NBCニュース(NBC News)は事件当日の夜、関係者の話として、オドムは脳に障害とまひが残り、人工呼吸器につながれていると伝えた。

 警察の広報担当者によると、911番に通報してきた売春宿の従業員2人は、1人の男性が意識不明で見つかり、コカインを使用していたことを知らせてきたと明かしている。

「通報者は電話で、男がコカインを使用していたため、ナイ郡保安官事務所(Nye County Sheriff's Office)が出動していると伝えてきた」

「彼が10日に薬物を使用していたことは確認されているが、その後も使い続けていたかどうかは定かではない」

「通報者はまた、保安官に対して、彼がこの3日間で最大10錠ほどの精力剤を使用していたと伝えている。彼は意識不明の状態ではあるものの、呼吸をしている」

「彼は鼻血を出していて、口からは血と白い物質が出ていた」

 広報担当者はまた、警察が捜索令状を取り、オドムの血液サンプルを採取する許可を得たと明かした。血液は13日に採取され、検査のために施設に送られている。(c)AFP