【12月28日 AFP】15NFLは27日、第16週の試合が行われ、カロライナ・パンサーズ(Carolina Panthers)は13-20でアトランタ・ファルコンズ(Atlanta Falcons)に敗れ、レギュラーシーズン無敗の夢が絶たれた。

 レギュラーシーズン2試合を残し、開幕15連勝を目指していたパンサーズだが、プレーオフの出場権を争うファルコンズは、勝利に飢えていた。

 ファルコンズでは、WRフリオ・ジョーンズ(Julio Jones)が、2人のDFをかわして70ヤードのタッチダウンパスに成功。最後はDEビック・ビーズリー(Vic Beasley)が、パンサーズのQBキャム・ニュートン(Cam Newton)のファンブルを誘発して、ファルコンズの勝利を決定づけた。

 第14週に0-38でパンサーズに惨敗したことを振り返り、ビーズリーは「彼らは僕らを見くびっていたのかもしれないが、こっちは本気だった」とコメントしている。

 ニュートンは、第4クオーターの終盤に逆転のチャンスを2回迎えたが、エンドゾーンに到達することはできなかった。

「これも旅には必要な過程だ」としたパンサーズのロン・リベラ(Ron Rivera)ヘッドコーチ(HC)は、「再び集中する必要がある。しかし、われわれは偉大なことを達成した。それを忘れてはならない」とコメントしている。

 この日最も会場を沸かせたプレーは、第3クオーターにファルコンズのQBマット・ライアン(Matt Ryan)が投げたロングパスを、ジョーンズがキャッチしたシーンだった。ジョーンズは、パンサーズのCBチャールズ・ティルマン(Charles Tillman)、MLBルーク・キークリー(Luke Kuechly)との空中戦を制して捕球すると、そのままエンドゾーンを駆け抜けた。

 パンサーズが今シーズン初の敗戦を喫すると、レギュラーシーズン16戦全勝は、いまだ2007年のニューイングランド・ペイトリオッツ(New England Patriots)のみとなっている。(c)AFP